福島県会津若松で創業145年を誇る味噌の醸造元、会津天宝醸造さま。その歴史は明治4年の創業にさかのぼります。
その老舗も、ブランディングという点ではたくさんの種類のロゴが無秩序に使われたり、統一されたルールがないなど、決して長い歴史を有効に活用できているとはいえないものでした。
2021年で創業150周年をむかえることを機に、次の時代への継承と飛躍を目指して新たなるCI（コーポレートアイデンティティ）の導入を決意。弊社で新しいシンボルマークのデザイン、企業ブランディングを担当いたしました。
シンボルマークは、会津の「会」の文字をデザイン化。醸造業では伝統の山形デザインを現代化しました。3本のラインは、3つの経営理念を象徴、明日に向けて進む道のイメージでもあります。カラーは会津塗り、あかべこの配色でもあり、会津を代表する王道の黒、紅色、白の3色としました。
新しいシンボルマークやコンセプト、CI計画について社内でも浸透を図るため、CI計画を担当した私たちが社員のみなさんにポイントを説明する社内説明会を実施。日本の伝統食品、和食の原点を守り、地域の農業にも貢献するすばらしい理念をもった歴史ある企業のブランド再構築のためのCI計画の導入です。
本社社屋になっているのは、大正時代の歴史的な建造物。
CI計画発表会にて。 製造を担当されている社員さまも集合。
創業145年の歴史と、会津の風土が生んだ味噌。
米や大豆だけでなく塩、水にいたるまでこだわり抜いた伝統の逸品は、定評の味わいです。
日本の国菌ともいわれる「糀」。美味しい水に恵まれた会津の地では、古くから糀文化が根付いています。
会津天宝さまの糀は、旨みと甘みをしっかりと蓄えた味わい。醸造を知り尽くした技が光ります。
新しい感覚でデザインされた味噌のパッケージ。
同社の主力商品「おかず味噌」シリーズ。
本社前の看板も、新しいロゴマークにリニューアル。
新たなビジュアルシンボルとともに、次なる時代へ伝統が継承されてゆきます。
おみやげ売場も統一デザインにリニューアル。
トレードカラーの赤色がひときわ目をひきます。
2021年1月13日開催の ファームステッドオンライントークライブvol.15
テーマ は「創業150周年！福島の老舗醸造会社が今の時代に目指すブランド戦略とは？」
会津天宝醸造株式会社の満田昌代さんに出演していただきました！
ぜひ、ファームステッド公式YouTubeチャンネルでご覧ください。
