お茶の栽培を始めて60余年あまりの鹿児島県志布志市、上室製茶。
手間ひま惜しまず、正統派と言われるお茶作りに取り組まれています。
一番茶の収穫時期は睡眠時間も削って、夜中から朝方まで茶園を巡回。
品質の高い甘みと旨みのあるお茶のために努められています。
品質の高いお茶をたくさんの方に知ってもらいたいとのことで、デザインブランディングを担当いたしました。
ブランドマークは現代の「家紋」のような力強いイメージを表現しました。
畑のうねをイメージしたラインで、漢字の「上」のカタチをデザイン化。
いろいろな人、道が交差する出会いを表現したデザインでもあります。
「かみむろ」をひらがなにすることにより一度見ると忘れないつよいイメージを残しています。
茶園のご主人、上室和久さんは探究心旺盛でまじめな人柄の方。
お茶づくりに真摯にとりくむ姿勢が、製品の味わいにもそのまま表れています。
澄んだ空気と清らかな水、肥沃な土壌、そして朝晩の寒暖差。
茶葉にとって申し分のないこの環境で、最高の一杯を生み出すための試行錯誤が重ねられています。
製造するお茶の種類によって、茶葉を刈り取る長さもさまざま。
収穫のタイミングを見極めるのも、長年茶葉と向き合い続けて来た”熟練の目線”が成せる技です。
収穫から焙煎までを全て自分たちの手で仕上げるため量は多くないものの、優れた味わいのお茶は常に高い評価を獲得しています。
製茶工場に足を踏み入れると至る所で、働くひとたちの茶葉への愛情を感じる事ができます。
お茶づくりに長けた茶師の目線と現代の技術が融合する事で、飲む人を思わずうならせる、高品質なお茶が生まれます。
甘やかで濃厚な渋みと優雅な香気が感じられる、かみむろ製茶さまのお茶。ご主人の人柄同様、ストレートに伝わる旨みと味わいが魅力です。
品質の高さと作り手の想いを届けるパッケージデザイン。
深蒸し茶「夢」は、茶葉”ゆたかみどり”と”さえみどり”をブレンドした特上品。
くせがなく、マイルドな口当たりに魅了される、上品な仕上がりです。
左から、甘みと優雅な香りが特徴的な煎茶「望」とさわやかな味、香りが心地よい煎茶「和」。
贈り物にもお使いいただける、モダンなデザインのギフトボックスをご用意しました。
茶師がよりすぐった茶葉の個性豊かな味わいが楽しめる、多彩なラインナップ。
パッケージデザインに並ぶ「上」のロゴマークは、力強く、見る人の記憶に残るシンボルデザインです。
AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION(東京ビッグサイト 2016年9月 当社プロデュース)に出展していただきました。