【書籍「農業をデザインで伝える—食と地域の課題を解決する方法」10 村松ホールディングス(北海道帯広市)】

書籍「農業をデザインで伝える—食と地域の課題を解決する方法」の内容についてご紹介。

北海道から沖縄・石垣島まで、10名の生産者や事業者を訪ねてインタビューを実施し、現場の声を通じて農業を中心に食と地域の課題に向き合う人びとの挑戦を伝え、解決の道を探る内容です。

第10回目の今回は、北海道帯広市を拠点に、日産自動車の販売会社を経営管理している企業、村松ホールディングス村松社長との対談。

2019年、代表の村松さんが日産販売会社初のMBO(マネジメント・バイアウト)により、 日産自動車の連結子会社だった「帯広日産」の株式を100パーセント取得し、道東地域に根差した事業を開始。メインの事業は、帯広日産での自動車の販売と整備事業(ディーラーとして十勝地域に9店舗、釧路地域に6店舗、合計15店舗を展開)で、従業員数は274名。

「サラリーマン社長ではなく、オーナーとして事業展開をおこなうためのMBO」「十勝に根を下ろした企業を表すシンボルを掲げ、地域への貢献を」「健康経営など先進的な取り組みに挑戦する原動力は、夏の甲子園での挫折経験」。

MBOを決めた理由は2つありましたが、「地域への貢献」はそのうちのひとつだった。地域のみなさまに貢献をしたいという気持ちはありますし、そういった意味でも、十勝に根を下ろした企業のロゴマークとして、象徴的な農具である「鍬」をモチーフにしたデザインはふさわしいと考えています。と語ってくれた村松社長。

村松さんが地元の人たち以上に十勝・帯広という地域を愛しているという点。地縁のない土地にあえて根を下ろし、これから仕事をして生きていくという覚悟があるぶん、地域社会への強い思いがあると感じました!

ロゴマークを立体で表現したアクリル製の記念盾

書籍「農業をデザインで伝える—食と地域の課題を解決する方法」

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