【書籍「農業をデザインで伝える—食と地域の課題を解決する方法」05 ケー・アイ・エス(東京都文京区)】
書籍「農業をデザインで伝える——食と地域の課題を解決する方法」の内容についてご紹介。
北海道から沖縄・石垣島まで、10名の生産者や事業者を訪ねてインタビューを実施し、現場の声を通じて農業を中心に食と地域の課題に向き合う人びとの挑戦を伝え、解決の道を探る内容です。
第五回目の紹介は、東京都文京区ケー・アイ・エス飯野社長との対談。
東京都文京区で、業務用のスパイスを製造・販売する老舗メーカー。単品のスパイスやハーブ、ミックスハーブ、シーズニング、ソーススパイスがおもな商品。1931年、漢方問屋で修業をしていた飯野吉太郎氏が東京都中央区日本橋で天然香辛料専門店「飯野商会」を創業。2007年に3代目の飯野顕之氏が代表に就任し、2021年に創業90年を迎えました。
さまざまなスパイスに適した加工条件を設定することにより、香りを守り、退色を抑えた安全で高品質なスパイス商品をつくっています。
「積み重ねてきた実績をひも解いて根本からブランドづくりを」「会社のことを”自分ごと”のように表現するスタッフが増えてきた」「一般家庭向けの商品の開発を進め、オウンドメディアも制作しています」と話してくれた飯野社長。
スパイスのことをまだ知らない人たちに向けて、その価値や魅力を発信していく、ケー・アイ・エスの取り組みは、日本の食文化を深めることにつながる、社会的な意義のある事業だと思います。
その想いがしっかり今回文字として書かれています!
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