黒澤武史 様(クロサワファーム / 茨城県・ひたちなか市)

なぜブランディングに取り組もうと思われましたか?

「中身で勝負だ」とパッケージは有り合わせのもので自分で作ったりしてやってきていたんですけれど、商談会やコンクールに出展した際にバイヤーさんから「中身はいいね、ただパッケージは残念だね」と言われました。毎回、味は高い評価をいただいていましたが、やはり中身と同じくらいパッケージも大事なんだなと気付かされました。
そのような状況の中で、色々なデザイン会社さんを探していたんですけど、書籍「農業をデザインで変える」に出会ったのがきっかけです。

●デザインを変えてみて、周りの反応はいかがでしたか?

変える前は食べてもらってこそ価値があると思っていましたが、変えてからは、バイヤーさんからこのデザインが良いからと、取引を希望する問い合わせもありました。自信を持って売れるようになりました。

●驚いたことや、全く予想していなかったことはありますか?

パッケージから興味を持ってくれる人が増えました。
ほしいもは決して安価ではないので、その価格に見合ったパッケージが必要ということで、ギフトに関しては、贈った人も自信が持て、贈られた人も良いものを受け取ったというデザインになりました。

会社のホームページもリニューアルしましたが、反応はいかがでしたか?

ホームページを見て、こういうものを作っていると知った上で購入していただける機会が増えました。

展示会にも出展されていましたが、反応はいかがでしたか?

ファベックス関西での展示会では正直厳しかったんですが、つい最近問い合わせがきました。しっかりした中身とパッケージなのでお問い合わせいただいているんだなと実感しています。
2月の関東の展示会での反応は良かったです。関東エリアではよく知られているので、ブースではとても賑わっていました。

これからやってみたいことは?

まだまだやれることがあると思ってまして、これからもより美味しい干し芋をつくれるように研究しています。今、「冷やしやきいも」というものを作っています。
やきいもというと冬場にあつあつのものを食べていただくイメージなんですけど、夏場にも楽しんでいただけるように、立ち上げているところです。
一口サイズの干し芋(100g)も販売を開始し、好評をいただいています。

ファームステッド トークライブ(2020年8/5)より