【北海道池田町、十勝ワインのエチケットデザイン】

北海道池田町、十勝ワインの山幸・清見・清舞のエチケットデザイン担当しています。

山幸は、1978年に清見に山ブドウを交配した「山幸種」からつくられ、山ブドウの血を十分に引き継いだ野趣溢れる香りと酸味が特徴です。2020年11月に国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に日本の品種としては甲州、マスカット・べーリーAに次ぐ3例目、北海道の品種としては初めて品種登録されました。独特な花のような香りと酸味とコクの調和のとれたワインです。

清見は、池田町で選抜育成された醸造用品種「清見種」からつくられ、1973年ビンテージから発売が開始されました。優しい色合いながら爽快な酸味とブーケが広がる豊かな味わいは、まさに十勝ワインの代名詞的な存在です。

清舞と山幸は、北海道十勝だからこそ生まれた、土着品種といっても良い2品種は兄弟のような関係ですが、性質は両極端。

この清舞は、清見譲りのうすめの色合いで強い酸味、軽快な味わいが食事を引き立てるワインです。

今までの歴史を損なう事なく、十勝ワインのロゴマークのリニューアルとともに、その誇りをエチケットにしっかり表現するべく、品格のある日本語書体を採用。

ワインのエチケットとしては、クラシックでベーシックなデザインですが、デザインしすぎないものとする事で、自治体が営む、今までの歴史を表現しています。

Branding Direction : Junichi Nagaoka
Art Direction & Design : Gaku Abe