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想いを知ることで、食材はもっと美味しくなる。東京ビッグサイトにて「FARMSTEAD EXPO 2019春」を開催しました

2019.03.05

2月12日から15日の4日間にわたって開催された、農業・食・地域の新たなイメージを五感で感じるイベント「FARMSTEAD EXPO 2019春」。

今回は初出展の方含め、北海道から沖縄まで全国各地計10件の生産者さんが会場に集結。期間中は多くの方々にご来場いただき、盛況のうちに会期を終了することができました。

会場となった東京ビッグサイト。今回弊社が出展したグルメ&ダイニングスタイルショーには、4日間で約24,000名の来場者が訪れました。

今回の開催では、エキシビジョンエリアのデザインを大きく一新。
各生産者の「旗印」が頭上に掲げられたブースが並ぶ一角は、グルメ&ダイニングスタイルショーのなかでもひときわ目をひく構成に!

つくり手のこだわりにあふれた食材が並ぶ展示ブースも生産者のみなさんの熱気にあふれ、あちこちで賑わいが生まれていました。

 

生産者ブース展示

フルーツのいとう園(福島県・福島市)

福島県でりんご、もも、ぶどうなどの果樹栽培や、贈答用品種を使用した高級干しぶどう「duo de raisins」の生産を行うフルーツのいとう園さん。ファームステッドではもはやおなじみ、定番のソムリエスタイルで4日間ブースに立たれました。

干しぶどうのほか、農園でつくる果物を使用したジュースも。一目でいとう園さんとわかるよう、ラベルには園の顔となるシンボルマークを中心に配しています。

会場では農園で栽培した果物を使ったフルーツジュースのほか、高級品種を使用した干しぶどうも試食提供。かむごとにジューシーな旨みがあふれる大粒の干しぶどうは、無添加にこだわった、老若男女だれもが安心して食べられる逸品です。

贈答用のパッケージが目をひく主力商品の干しぶどう。統一感あるパッケージとブースに立つおふたりのユニフォームも相まって、たくさんのバイヤーの方々が足を止めてご覧になっていました。

 

AMAGIFT(静岡県・伊豆市)

「FARMSTEAD EXPO」出展は今回が初めてとなる、AMAGIFTのみなさま。地域ブランドに採用された商品の各生産者さんが、連日交代でブースに立たれました。

天城の名水のもとで育まれるとっておきのお米やお茶など、計16アイテムがブースに勢揃い。

日本を代表する名水で育まれる地域ブランド商品に、海外バイヤーの方々も注目。

「AMAGIFT(アマギフト)」の名の通り、贈り物としての用途をイメージして立ち上げられた本ブランド。統一パッケージを施すことで地域の食材に新しい可能性が生まれるモデルケースとして、バイヤーの方々だけでなく、行政・自治体関係者の関心も集めていました。

 

奥飛騨田中牧場(岐阜県・飛騨市)

岐阜県飛騨市で和牛の一貫生産を行う田中牧場さま。独自の育成データ管理と血統にこだわり、オレイン酸が豊かで繊細な味わいの「TANAKA BEEF」を手がけています。

前回に引き続きの出展となる今回、少しずつ確かな手応えを感じてきた、と話す代表の田中社長。主力となる牛肉事業のほか、海外へのカフェ事業など様々なアプローチからのプロモーションに意欲を燃やします。

バイヤーの方々の注目を集めていた、ゴールドの贈答用ボックス。飛騨牛としてくくられるのではなく「TANAKA BEEF」として、自分たち独自の生産体制をアピールしながらプレミアム感をもたせて国内外に発信したい、という田中社長の想いが込められています。

東京都・神田の人気和食店とコラボレーションした、オリジナルカレーもラインナップ。

 

アトリウム(愛媛県・八幡浜市)

愛媛県八幡浜市で地産の柑橘を使用したアロマフードの製造販売を行うアトリウムさま。FARMSTEAD EXPO出展2回目となる今回は、主力となる「ライム&ゆずマーマレード」や「アロマコンフィチュールティー」のほか、さらにバリエーション豊かな柑橘製品がラインナップされていました。

ハート形に切り抜かれたピールが入った「ライム&ゆずマーマレード」にバイヤーの方々も思わず興味津々。
本展示会にあわせ商品ラインナップを掲載したカタログも用意し、訪れた方により様々な提案ができたようでした。

愛媛県の主力産業のひとつである柑橘を通して、地元の活性化にも貢献するアトリウムさんの取り組み。「愛」と「癒し」が込められた手作り製品の数々に、ブースでもたくさんの笑顔が生まれていました。

 

三浦醸造所(徳島県・阿波市)

徳島県阿波市で味噌、醤油などの発酵製品を手がける三浦醸造所さま。はるばる徳島からの初出展となりました。

今回の出展で新パッケージがお披露目。創業嘉永年間という歴史を誇る醸造所の”これから”と”いま”を伝える新しい旗印がブースに並びます。

味わう人に、どこか懐かしくあたたかい記憶を呼び起こしてくれる、三浦さんのお味噌。
杜氏が時間と真心をかけてじっくりと造りあげるため、決して流通量は多くありません。だからこそ本当にこの商品を必要としてくれる人のもとへ届けることができれば嬉しい、と三浦さんは話します。

職人として、自らが納得できるものをひたむきに造る杜氏の誠司さんを支える家族のみなさん。家族で歩む醸造所で生まれる製品の数々は、三浦さん一家のようにあたたかく、心に染み入るような優しさです。

 

ありたどり(佐賀県・有田町)

銘柄鶏「ありたどり」を手がけるありた株式会社さん。佐賀・長崎の契約農場で独自の発酵飼料を与え、愛情を込めて育てられたありたどりは臭みがなく、さっぱりとしながらもジューシーな味わいです。

今回会場では、新商品となる「ありたどり 水炊きスープ」がお目見え。ありたどりをじっくり煮出したコクのあるスープに、ブース周辺にはとても良い香りが漂います。

今回の出展をとおして、新商品への反応を知ることができたそう。早くも多数の反響や問い合わせをいただいているとのこと。さらなる付加価値向上に向けた今後の展開から、ますます目が離せません。

 

TEAET(鹿児島県・志布志市)

鹿児島県・志布志市でお茶を造り続けて約70年。FARMSTEAD EXPO出展は常連となる、株式会社和香園さま。日本茶になじみのない若い世代も親しめるブランド「TEAET」より、プレミアムシリーズをラインナップし今回出展されました。

日本茶の新しい楽しみ方を提案するさまざまなラインアップが魅力の「TEAET」ブランド。既存のお茶の概念にとらわれない商品づくりで来場者の注目を集めます。

今回新たにブース内に設置した商談スペースも活用いただけた様子。

 

西製茶工場(鹿児島県・霧島市)

霧島の大自然の中で有機栽培を中心としたお茶づくりを行う、西製茶さん。個性豊かなスタッフのみなさんの人柄が感じられるブースは、終始和気あいあいとした雰囲気。

多くが無農薬、無化学肥料で栽培される西さんのお茶。篆刻をあしらったモダンなパッケージの個性豊かな銘柄がブースに並びます。

長年「茶」と真剣に向き合い対話することで培われた”匠の技”で、飲む者を感動させる一杯を生み出す西製茶さん。ブースではシェイカーパフォーマンスとともに冷やし抹茶の実演試飲を提供。軽快なトークと気さくな人柄で、多くの来場者の心を掴んでいました。

 

みやぎ農園(沖縄県・南城市)

沖縄の地で、有機微生物のちからを利用した循環型農業を展開するみやぎ農園さま。

自社養鶏場で育てる鶏の採れたての卵を使用した手作りマヨネーズや有機野菜のほか、新商品となるジンジャーシロップが登場しました。

循環型農業と「人づくり」を大切にする同農場でつくられる野菜や加工商品の数々。中でも「手作りマヨネーズ」は、あえてこだわりに縛られないことで、消費者の意見を柔軟に取り入れ、いつでも改善できる体制のもとで生産されています。

今回のギフトショーにあわせ、特製レシピブックも制作。自社商品の使い方をバイヤーの方々にもより幅広くイメージいただくことで、ブースでの提案の幅もさらに広がっていました。

 

とかちデザインファーム(北海道・帯広市)

弊社が手がける北海道・十勝のプレミアム地域ブランド「とかちデザインファーム」もブースを出展。十勝の生産者さんがつくるこだわりの品々を、統一パッケージのもと訴求力を高めて展開します。

ブランドの世界観がより多くのバイヤーの方々へ伝わるよう、ブースを雑貨店風にディスプレイ。

 

弊社ファームステッドもブースを展開しました。

特に注目を集めたのが、ブース後方に掲載したビフォーアフター写真。
これまでのデザイン事例とその変遷を示したことで、訪れた方々にもよりわかりやすく、デザインとブランディングの効果を知っていただくことができました。

 

2月12日(火)生産者トークライブ
一般社団法人伊豆市産業振興協議会 山下 芳之 氏

会期初日に登壇したのは、静岡県伊豆市のプレミアム地域ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」をとりまとめる、伊豆市産業振興協議会の山下氏。自治体と地元企業とが連携して取り組むプロジェクトならではの難しさや、地域として目指す展望などをお話いただきました。

昨年のリリース以来、統一地域ブランドとして様々な取り組みを続けている最中のAMAGIFT。ふるさと納税の返礼品に早速採用されるなど、地域の新たな「顔」としてさらなる展開が広がっています。

 

2月13日(水)生産者トークライブ
株式会社三浦醸造所 三浦 誠司 氏、三浦 千代 氏

創業、 嘉永年間。徳島県阿波市で味噌・醤油を生産する「三浦醸造所」の三浦さんご夫妻がこの日登壇。

家族で運営する小さな醸造所だからこそ、人とひととのつながりを大切にしてゆきたい、と語る千代さん。職人として自らの志に忠実に造りたいものをつくる誠司さんを支え続けてきました。そして、その背中を見て育つ娘さんにも、自分らしい生き方をしてほしいと考えるご夫婦の姿。三浦醸造所さんを象徴する家族の絆が垣間見えた瞬間は、非常に感動的でした。

造り手と、かかわる人々のあたたかさと愛情から生み出される製品の数々。決して生産量こそ多くないものの、口にした瞬間に遠い日の懐かしく幸せな記憶を呼び起こしてくれるような、不思議な力を持っています。

 

2月14日(木)生産者トークライブ
ありた株式会社 池田憲正 氏

佐賀県有田町で銘柄鶏「ありたどり」を手がけるありた株式会社の池田代表。消費者の心と体が健康になる食文化の創造をめざし、良質な鶏肉を加工販売しています。

「ありたどり」を生産するのは、佐賀・長崎の厳選された17件の契約農場のみ。育てる鶏の餌には栄養たっぷりの植物性原料をふんだんに使用しているほか、希少性の高い昆布の一種「ケルプ」をエキスに加えた独自の発酵飼料を与えているため臭みがなく、さっぱりとジューシーな味わい。

トークライブでは試食として同社の新商品「ありたどり水炊きスープ」が振舞われました。

自らの事業を「しあわせ製造業」と語る池田社長。餌からこだわり丹精込めて育て上げた「ありたどり」を通じて、一つでも多くの食卓に笑顔と幸せを運ぶため、スタッフ一丸となって取り組む姿勢に、「食」を担う人々の強い意志を改めて感じさせられました。

 

2月15日(金)生産者トークライブ
株式会社アトリウム 國分美由紀 氏
農林水産省 大臣官房 国際部国際地域課 課長 平中隆司 氏

会期最終日に登壇したのは、柑橘の聖地・愛媛県八幡浜市で地産の柑橘を使ったアロマフードを製造する「株式会社アトリウム」の代表、國分さん。「FARMSTEAD EXPO」出展は今回が2度目となる中、前回の出展後に生まれた新たな展開や取り組みについてお話いただきました。

このほど八幡浜市で初開催となるマーマレードの権威的大会、「英国マーマレードアワード」への出展へ向けて着々と準備をすすめているアトリウムさん。トークライブ後半には農林水産省の平中氏にもご参加いただき、官民連携となって地域の産業を活性化させる視点から、アトリウムさんの取り組みについて語っていただきました。

地域活性化をも担う同工房の今後の展開に、ますます目が離せません。

 

特別トークセミナー

「これだけ変わる!デザインによる農業と地域と食の新しいブランディングとは?」と題し、会期3日目に開かれた弊社長岡の特別トークセミナー。デザインブランディングでものづくりの現場を成長させる秘密について、さまざまな実例を交えながらご紹介しました。

セミナーの中では、本年初夏に開催予定のFARMSTEAD EXPO番外企画、ファームツアーもご案内。

会場にて販売したわたしたちの書籍「農業をデザインで変える」も多くの方にお手に取っていただき、講演終了後はたくさんのお客様よりうれしい反響をいただきました。

 

FARMSTEAD CAFE

毎回の好評につき今回もオープン!ポップアップコーナー「FARMSTEAD CAFE」は、お昼時になると長い行列ができるほどの人気。
一人でも多くの方々に生産者さんの食材を味わっていただけるよう、今回は出展者の食材を一挙に盛り込んだランチプレートがラインナップ。


また、ご注文いただいた方に特製のメニューカードをご用意し、つくり手の食材にかける想いやこだわりをより感じていただける構成となりました。

〜日本全国よくばりランチライスプレート〜
使用食材:米麹味噌(三浦醸造所)、鶏肉・水炊きスープ(ありたどり)、いんげん・平飼い卵(みやぎ農園)、白米・玄米、ハラペーニョジャム(AMAGIFT)、牛肉(田中牧場)

 

〜北海道十勝のパスタ風うどん 三浦醸造所蔵出し米麹味噌のコクうまソースのせ〜
使用食材:米麹味噌(三浦醸造所)、うどん(とかちデザインファーム)

 

〜佐賀ありたどりと静岡天城米のニューヨークチキンオーバーライス 沖縄みやぎ農園直送 さくさくいんげん添え〜
使用食材:鶏肉(ありたどり)、白米・玄米(AMAGIFT)、いんげん(みやぎ農園)

 

〜北海道十勝のパンケーキ 愛媛アトリウム特製 愛情マーマレードがけ〜
使用食材:ライム&ゆずマーマレード(アトリウム)、パンケーキ(とかちデザインファーム)

 

〜福島フルーツのいとう園特製 大粒レーズン入りふわふわロールケーキ〜
使用食材:干しぶどう(フルーツのいとう園)

 

ひときわ目をひくカフェブース。お昼時には多くの方が列をつくり、連日大盛況。
接客を行ってくださった学生スタッフさんのツナギ姿も注目を集めていました!

会場入り口コンシェルジュブースで案内をつとめてくださった、ガイドスタッフのお二人。

4日間、ブースの運営を手伝ってくださった学生の方々。ありがとうございました!

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開催概要
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第25回グルメ&ダイニングスタイルショー春2019特別展示エリア
FARMSTEAD EXPO
農業をデザインする、現れる未来。
【日時】2月12日(火)、13日(水)、14日(木)、15日(金)
10:00〜18:00(最終日〜16:00)
【会場】東京ビッグサイト東展示棟東3ホール(東京・有明)
(東京インターナショナル・ギフトショー同時開催)

出展生産者様

●とかちデザインファーム(北海道・帯広市)

●フルーツのいとう園(福島県・福島市)

●伊豆市産業振興協議会(AMAGIFT)(静岡県・伊豆市)

●奥飛騨田中牧場(岐阜県・飛騨市)

●三浦醸造所(徳島県・阿波市)

●アトリウム(愛媛県・八幡浜市)

●ありたどり(佐賀県・有田町)

●和香園(TEAET)(鹿児島県・志布志市)

●西製茶工場(鹿児島県・霧島市)

●みやぎ農園(沖縄県・南城市)