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生産者さんの想いとあたたかさに触れた、充実の3日間。「AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION 2018春」

2018.02.14

2月7日から9日の3日間にわたって開催された農業・食・地域の新たなイメージを五感で感じるイベント「AGRI × DESIGN × FOOD EXHIBITION 2018春」。
会期中はたくさんの方々との新たな出会いをいただき、各企画とも好評のうちに終了することができました。

会場が東京ビッグサイト東7ホールに変わって初めての開催となった今回。
「AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION」には全国各地から農業、畜産、漁業を担う9つの生産者さまが集結。展示会初出展となる生産者の方々も多かったなかで、今後に向けての確かな手応えをつかんだ方も多くいらっしゃいました。
また生産者トークライブ会場もさらに拡充されたほか、造り手自慢の食材が味わえるポップアップコーナー「FARMSTEAD CAFE」も前回開催に引き続き登場。メニュー、開催規模ともにさらに充実した内容での開催となりました。

 

生産者ブース展示

 

十勝アルプス牧場(北海道・清水町)

 

「十勝アルプス牧場」では北海道・清水町の絶景の放牧地でブラウンスイスを飼育。一頭あたりの乳量が非常に少ないこの牛のミルクを贅沢に使ったアイスやミルクジャムなどの乳製品も手がけています。

会期中はお客様が絶えず訪れていたこちらのブース。仔牛の愛らしい顔が印象的なパッケージデザインに、思わず足を止めて立ち寄る女性のお客様も多くいらっしゃいました。

濃厚なのに後味がさっぱりとしたバニラアイスはブースでも試食で提供。今回、「FARMSTEAD CAFE」でもこちらのバニラアイスを使用したスペシャルコラボレーションメニューをお出ししました。

 

フルーツのいとう園(福島県・福島市)

くだもの王国、福島県で高級ぶどう品種シャインマスカットをはじめとした果樹栽培を行う「フルーツのいとう園」。福島原発事故後の風評被害に直面しながらも、それを跳ね返して前に進むため、一念発起し新たな販路を開拓しています。

農園自慢の一品が、大粒で高級種のぶどうを房ごと干した「国産大粒高級枝付き干しぶどう」。実をつける前から二つの房になるよう剪定し、丁寧に仕立てたデュエット仕立ての干しぶどうは、甘みと酸味のバランスが絶妙。着色料や保存料などの添加物は一切使用せず、子供からお年寄りまでが安心して食べられる逸品です。

農園では、丹精込めてつくったぶどうやりんごを使用したフルーツジュースも展開。

ソムリエスタイルが目を引く農園のご主人、隆徳さん。

 

ロジックシステム(徳島県・鳴門市)

前回に引き続きの参加となる、ロジックシステム(T’s table)のお二人。「まるごと」をコンセプトに果汁はもちろん、果肉や皮にいたるまで、徳島の幸を余すところなく使用した手作りのドレッシングをつくっています。

丁寧に手間ひまをかけ、「幸」ある逸品へと仕立て上げる”T’s table”シリーズ。確かな素材の美味しさを求める方々からの評価も確実に向上しています。

気さくなお二人の人柄が溢れるブース。出展生産者さまとの交流も弾み、とても賑やかなブースとなりました。

 

和香園(鹿児島県・志布志市)

鹿児島県の東側、大隅半島の志布志市で70年にわたりお茶農園を展開する和香園さま。新製品の研究やレストランの企画など、先進的なチャレンジをすすめている農園さんです。

「お茶×健康」をコンセプトに打ち出すブランド TEAET(ティーエット)。英字の書体とシンプルな色使いで、気品あるブランドイメージを構築。シンボルマークに据えた一芯二葉の新茶の葉には、”若い方が日本茶の魅力を知るきっかけになるような、全く新しい楽しさを届けたい”という想いが込められています。

TEAETから発売されているのは、ドリップ・パウダー・ティーバッグの3商品。従来の日本茶とはひと味違うラインナップと、シンプルながら洗練されたパッケージが来場された方にも好評を博していました。

 

アトリウム(愛媛県・八幡浜市)

海と山に囲まれた自然豊かな土地、愛媛県八幡浜市の柑橘アロマ工房「アトリウム」。”小さな幸せを大切にしたい”というオーナーの國分さんの想いのもと、柑橘を主とした様々な製品をつくっています。

工房でつくられる製品は全て無添加。さらに原料には地元八幡浜で採れた柑橘を使用し、全ての製品を一点一点手作りで仕上げています。その工程は繊細、かつ丁寧そのもの。手を抜かず、一生懸命にものづくりに向き合う造り手の愛情が、手に取るひとにそこはかとなく伝わってきます。

古代ローマの言葉で”柱に囲まれた中庭”をさす言葉「アトリウム」。その言葉の通り、國分さんの優しい人柄とともにアロマをきっかけに人々の心が集う”中庭”のような存在として、会期中ブースに訪れた方の心に優しさと癒しを届けていました。

 

池下産業(北海道・広尾町)

豊富な水産資源が集まる道内有数の町、北海道・広尾町で、イワシを原料とした水産加工事業を行うのが「池下産業株式会社」さま。厳選した魚を最高の鮮度で提供するプレミアム冷凍ブランド「REVO FISH」を昨年末にリリースし、今回ギフトショーは初出展となります。

北海道から集まった、明るくバイタリティ溢れるみなさん。期間中、「AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION」ブースを盛り上げてくれました。

最新の急速冷凍技術を導入し、生の状態にも比肩する鮮度と旨みを実現した、まさに漁業界の革命とも言えるこのブランドから生まれる第一弾商品「大トロいわし」。大トロイワシとは、別格の美味しさと称される北海道のイワシの中でも産卵前で脂ののった、超特大のもののこと。マグロの大トロのような極上の脂身を持ち、1000匹に1匹程度の遭遇率、とも言われる希少な逸品です。

会場ではこの大トロイワシを試食で提供。とろける味わいと旨みに多くの来場者が驚きの表情を見せていました。

抜群の鮮度と旨みを蓄え、一流の料理人や市場関係者からも生との違いがわからないと賞賛を受けるプレミアム冷凍ブランド「REVO FISH」。
昨年11月のお披露目以来各方面から熱い視線を集める注目のブランドは、今ギフトショー会場でも早速今後に向けての新たな商談が始まっていました。

 

奥飛騨田中牧場(岐阜県・飛騨市)

岐阜県・飛騨市の山あいで”感動できる牛肉を食卓へ届ける”をモットーに、命の尊厳に重きをおいた畜産を行う田中牧場さま。

牧場の代表をつとめる田中社長は「やさしい味を作り出すためには、生産・飼育に関わる社員がどれだけ牛達にやさしい気持を伝えられるか、やさしく接することができるかだ」と語ります。

見るひとの印象に残る、力強いシンボルマーク。奥飛騨田中牧場産飛騨牛は、特徴的な小ザシと、口の中でとろけるために必要なオレイン酸が相乗効果によって甘く深みのある黒毛和種特有の味わいが感じられます。

 

愛情溢れる飼育とデータに基づいた牛たちの健康管理とを融合させ、最高の肉質を追求する奥飛騨田中牧場。ブースに訪れたバイヤーの方々も、そのこだわりを真剣な表情で聞き入っていました。

 

ナカイローズファーム(千葉県・館山市)

東京から電車で90分。都会の喧騒から離れた恵み豊かな里山で食用バラの栽培から加工、販売までを手がける「ナカイローズファーム」さん。

植物のなかでもとりわけ繊細で育てるのが難しいと言われているバラ。ナカイローズファームでは、食用バラを使った加工品の製造だけでなく、その栽培を誰でも学ぶことができる教育事業も実践されています。

100輪のバラを贅沢に使ったローズコンフィチュールや、食用バラの花びらのお菓子など独自性の高い製品の数々に、訪れるバイヤーの方々も興味を引かれた様子。

 

とかちデザインファーム(北海道・帯広市)

弊社が手掛けるプレミアム地域ブランド「とかちデザインファーム」のブースにも多くの方々が訪れてくださいました。

 

伊豆市産業振興協議会(静岡県・伊豆市)

「AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION」ブース向かいには、弊社がデザインブランディングを手掛けた伊豆市の地域ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」もブースを出展。

天城のふもとから湧き出す良質な水と、豊かな自然を活かしてつくられる自慢の品々。地元の10生産者が丹精込めてつくる、個性豊かなラインアップが勢揃いしました。

連日多くの方が来訪され、地の恵みを活かした様々な製品の数々が注目を集めていました。

会期中にはギフトショーの取材も。ブランドのなりたちやコンセプトについてご説明されていました。

 

生産者トークライブ

会期中、各日異なるテーマのもと開催された生産者トークライブ。

○2月7日生産者トークライブ 第一部
伊藤 隆徳 様 / フルーツのいとう園(福島県・福島市)
田中 肇 様 / 奥飛騨田中牧場(岐阜県・飛騨市)

1日目のトークライブに登場したのは、果樹、畜産それぞれの分野で新たな販路の開拓に挑むお二人の代表。

「フルーツのいとう園」代表の伊藤さんは、今やファームステッドの講演会ではおなじみの有名人。福島原発事故による風評被害を乗り越え、国内のみならず海外にも販路を広げています。逆境をどのように乗り越えたのか、そしてブランディングによって生産を取り巻く状況がどのように変化したのかについて語っていただきました。

今回ギフトショー初出展となる「奥飛騨田中牧場」の田中社長。命の尊厳に重きをおき、牛たちに愛情が伝わるような飼育に尽力しています。また牧場では、最高の肉質を追求するためさまざまなデータを駆使。牛達が健康に育つ良質の飼料の確保、給餌を行なっています。単なる家畜ではなく、家族の一員として生き物に真摯に向き合うことの大切さを語る田中社長の姿勢に、深く頷く参加者の方々の姿が印象的でした。

○2月7日生産者トークライブ 第二部
真覚 精一 様 / 伊豆市産業振興協議会(静岡県・伊豆市)

初日のトークライブは二部構成。第二部では、今回がお披露目となる静岡県・伊豆市の地域ブランド「AMAGIFT(アマギフト)」をリリースした伊豆市産業振興協議会さまとのトークライブ。地域ブランド立ち上げまでの経緯や、その裏側についてのセッションとなりました。

伊豆市産業振興協議会の真覚氏。行政が取り組む地域ブランド立ち上げだからこそ感じたプロジェクトの難しさや、これからのブランド運営に対する想いなどをお話いただきました。

○2月8日生産者トークライブ
池下 藤一郎 様 / 池下産業(北海道・広尾町)

2日目のトークライブにご登壇いただいたのは、北海道・広尾町で水産加工事業を行う「池下産業」の池下社長。

昨年末、生の状態にも比肩する新鮮さと旨みを実現したプレミアム冷凍ブランド「REVOFISH(レボフィッシュ)」を立ち上げた池下社長。ブランド立ち上げの原動力になったのは、獲れたてそのままの新鮮な状態を一般消費者の方々にも味わってほしい、との想いでした。

REVOFISHについて、お客様に言葉で説明するだけでなく、目で見てどのようなものか感じていただきたいとのことで、今回ブランディングの中ではREVOFISHのプロモーションビデオも制作。トークライブでは、そのプロモーションビデオを冒頭とセッションの最後にそれぞれ上映しました。同じ内容のものですが、池下社長のブランドにかける想いを聞いた後では全く違った感動を覚えます。

○2月9日生産者トークライブ 
中井 結未衣 様 / ナカイローズファーム(千葉県・館山市)
國分 美由紀 様 / アトリウム(愛媛県・八幡浜市)

最終日にご登壇いただいたのは、「バラ」と「柑橘」、それぞれのもつ癒しの力を活用し、豊かなライフスタイルの提案を行う女性代表お二人。手に取るひとに幸せを届けたい、とのお二人の想いが生んだ、感動をつなぐ取り組みについて伺いました。

代表の中井さんはOLを経てブリザードフラワーの先駆者として起業し、以後は食用バラの栽培を中心に、一貫して花をテーマにした数々の取り組みに尽力してきました。植物の中でもとりわけ繊細で育てるのが難しいバラ。だからこそ手に取る人に感じられる”癒し”の力についてお話いただきました。

海と山に囲まれた自然豊かな土地、愛媛県八幡浜市の柑橘アロマ工房「アトリウム」の代表、國分さん。”小さな幸せを大切にしたい”という想いのもと、手に取る人を幸せにする製品づくりを行なっています。

未知の分野だったブランディングを行うことは「清水の舞台から飛び降りるような」決断だった、と語るお二人。様々な不安を乗り越え、また新たなステージへとブランドを育てようとする意欲が伝わってくる、笑顔溢れるトークセッションになりました。

 

特別トークセミナー

2日目には、生産者トークライブのほかにも弊社ブランドプロデューサー長岡のトークセミナーも別会場にて実施。
農業生産者の方々のみならず、様々な業界の方にご参加いただきました。

講演終了後も多くの方々にお声をかけていただき、非常に充実したセミナーとなりました。

 

FARMSTEAD CAFE

前回に引き続きオープンしたポップアップコーナー「FARMSTEAD CAFE」。今回はカフェブースもメニューもさらに充実し、コーナーには行列が出来る場面もしばしば。

イートインスペースもさらに充実。より多くのご来場者の方々にご利用いただけるようになりました。

プレミアム冷凍ブランド「REVOFISH」の大トロいわしが贅沢にのせられた蒲焼き丼と、小ざしで優しい旨みが口いっぱいに広がる奥飛騨田中牧場の和牛すき焼き丼。連日早々に完売となりました。

アトリウム製、ゆずとライムのママレードをトッピングした特製サンドイッチ。ハートの形のピールがとても可愛らしい一品です。

デザートにはバラのジェラート(ナカイローズファーム)とブラウンスイスのバニラアイス(十勝アルプス牧場)がお目見え。

弊社が手がける「とかちデザインファーム」からは、十勝アルプス牧場の製品とコラボレーションした限定メニューをご提供しました。

 

「AGRI×DESIGN×FOOD EXHIBITION」各ブースを期間中案内してくださったコンシェルジュのお二人

3日間、ブースの運営を手伝ってくださった学生の方々。

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開催概要
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第23回グルメ&ダイニングスタイルショー春2018特別展示エリア
AGRI × DESIGN × FOOD EXHIBITION
農業をデザインする、現れる未来。
【日時】2月7日(水)、8日(木)、9日(金)
10:00〜18:00(最終日〜17:00)
【会場】東京ビッグサイト東展示棟東7ホール(東京・有明)
(東京インターナショナル・ギフトショー同時開催)

出展生産者様

●十勝アルプス牧場(北海道・清水町)

●とかちデザインファーム(北海道・帯広市)

●フルーツのいとう園(福島県・福島市)

●ロジックシステム(T’s table)(徳島県・鳴門市)

●和香園(TEAET)(鹿児島県・志布志市)

●アトリウム(愛媛県・八幡浜市)

●池下産業(REVOFISH)(北海道・広尾町)

●奥飛騨田中牧場(岐阜県・飛騨市)

●バラの学校(ナカイローズファーム)(千葉県・館山市)